旅行記『電車に揺られて善光寺参り2022』中編
6月末に行った善光寺旅行、今回はその中編となります。
今回はメインの善光寺参り!
ごゆるりとお楽しみください。
▼前編はコチラ
やはりネカフェでは安眠できぬ…
さて、善行寺近くのネカフェに入って横になりました。
時刻はテッペンを回り、明日(というか今日)は4時起き。
さっさと眠りにつきたいのですが、さすがに満室のネカフェは雑音も多く、気が散って全然眠れません…。
2時までは眠ろうと粘りましたが、結局諦めて起きていることにしました(;´Д`)
眠気をおして善光寺参り
目はショボショボしているのに寝ようとしても眠れない…そんな最悪のコンディションで朝4時を迎えました。
しかしこうなった以上は行くしかありません。
眠気とだるさで動こうとしない体にムチを入れ、よろよろと善光寺へ向かいます。
信州善行寺のありがたき“御開帳”
今回の旅の目的地、信州善光寺に到着。
この日は非常に天気が良く、日の出前ながら汗ばむ暑さです。
しかしそのぶん空も青く、境内にも気持ちの良い空気が流れておりました。
善光寺は門前町も非常に発達していて、信州そばのお店や土産物屋などが多く立ち並び、ここを巡るのも善光寺参りの楽しみのひとつです。
(なんと今年の御開帳に合わせてスターバックスがOPENしていました!)
と言っても、こんな朝早くに開いているお店はありません。
まずは善光寺をお参りしましょう。
回向柱
さて、山門をくぐると目に入るのが「回向柱」。
これは御開帳の期間にのみ設置されるもので、てっぺんに繋がっているひも「善の綱」は前立本尊(本尊である「一光三尊阿弥陀如来」のお身代わり)の指先に結ばれています。
その回向柱に手を触れることで、前立本尊さまに触れるのと同じ功徳を得られるというものです。
もちろん本堂に入れば前立本尊さまを直接拝むことができますが、あまりの人の多さで本堂に入るのに2~3時間並ぶ、ということもしょっちゅう。
人によっては体調などの都合もあるでしょうし、「そこまでは待てない、このまま帰るしかない…」となってしまうかもしれません。
はるばる善光寺まで来たのにそれでは不憫だ、というお寺側の“はからい”のようなものでしょうか。
…まぁお昼にもなれば回向柱にも行列が出来てしまうのですが(;´∀`)
でも朝早くに来れば回向柱にはすぐ触れることができます。
仏さまに想いを馳せて、しっかりタッチしました。
御朱印巡りは忍耐勝負
徹夜してまで早朝の善光寺を訪れたワケ、それはただ御開帳を楽しみたかったというだけではありません。
御朱印、そして御朱印帳。
これをGETするのも今回のミッションです。
しかしこれまた観光客が殺到するものでして、御朱印をもらう待機列が3時間とか4時間待ちにまでなるという恐ろしい前情報も…。
ということで今回は早朝も早朝、待機列の形成が始まる5時過ぎになったらすぐ並べるようにと、この時間にやってきたわけです。
その甲斐あって、6時過ぎには御朱印、そして御朱印帳を購入できました!
しかも今回はとても運が良かったようで、一時は在庫切れにまでなっていた「御開帳特別御朱印帳」の在庫が補充されていたのです!
こちらですね。表紙も立派で、素敵な御朱印帳です。
神社用の御朱印帳は前回の諏訪・戸隠旅行のときに買ったものがありますので、こっちはお寺用の御朱印帳にしようかなと。
(まぁそこまで御朱印集めをやっているわけでもないですが)
厳しい戦いが予想されたミッションも無事攻略。
では本堂のお参りに…と行きたいところですが、実は7時から朝食を食べることになっています。
本堂(内陣)参拝の待ち時間も1時間を超えているそうなので、それは朝食後に回して周辺をぶらぶらすることに。
まずは大勧進にお参り。
善光寺周辺にはここ含めて天台宗の寺院が26院存在します。
大勧進はその中の筆頭でして、その住職(お貫主さま)は後述する大本願の住職(お上人さま)と協力して善行寺の護持・運営を行っています。
ここでも御朱印を頂きました。
次は大本願にお参り。
こちらは周辺に15坊ある浄土宗の寺院の筆頭で、大寺院としては珍しい尼寺。
前に善光寺のお朝事を見たことがあるのですが、その時に聞いたお上人さまの読経がとても綺麗で感動したものです。
こちらでも御朱印を頂けるので、1つ記帳してもらいました。
どれも素敵な御朱印です。
朝餉には薬膳料理を
さて、朝食の時間になりました。
今回は大勧進内の紫雲閣にて「薬膳粥処 Shijima(しじま)」さんの朝粥を頂きました。
せっかくの旅行ですので、それっぽい朝食はないかなと調べていたら見つけたので、ちゃんと予約しておいたのです!
(※御開帳期間終了に伴い、一旦営業終了されたそうです)
天井の高いお堂のような部屋で静かに頂く薬膳料理。
とても繊細で丁寧な料理の数々。徹夜で荒れた体を癒してもらいました。
内陣拝観
朝食を食べて一休みし、多少は体調もマシになりました。
最後に前立本尊さまにご挨拶をさせて頂きましょう!
ということで行列に並びます…。
内陣拝観までには1時間ほど並ぶ必要があるそうで。
時刻は8時を回り、だいぶ日が照り付けてきます。暑い…。
この辺りから眠気もMAXに近づいており、半分立って寝てたような感じでした(笑)
それでも無事に並びきり、前立本尊さまにお参りすることができました。
お参りのあとはそのまま御戒壇巡りもさせて頂きました。
混雑対策のためか御戒壇内では足元が小さいランプで照らされ、人もぎゅう詰め。
全然怖くありませんでした(笑)
(以前来たときはランプも無く、入ったのが私だけだったので真なる暗闇と耳鳴りするほどの無音。本当に別世界の感がありました)
善光寺での用事が完了し、時刻は10時を回ったところ。
さすがに境内は参拝客でいっぱいで、回向柱へ触れるのにも30分ほど待つような状態でした。
早朝に来て正解でしたね。
いざ諏訪へ
名残惜しいですが、信州善光寺参りはこれにて終了。
午後は諏訪観光が控えていますので、バスで長野駅に戻ります。
そういえば、バスに乗る前にお土産を買いました。
善光寺土産でおなじみ、八幡屋礒五郎さんの七味唐辛子です。
…というかここも短いながら行列が…恐るべし御開帳。
お店では御開帳期間限定デザインの缶入り七味を購入しました。
私は普段七味を使わないのですが、ここの七味は別物。やっぱり美味しいです。
というところで、中編は以上です。
旅日記は次回がラストとなります。いざ諏訪へ!