多摩井鉄道 春のウェザリング祭り!~第1陣〈貨車〉~
近所の桜もすでに散り、にわか雨に香る土の匂いに季節の移ろいを感じる今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
モデラー諸兄姉にとっては、色んな意味で恨めしい冬の寒さとの別れが嬉しい…そんな季節でもあるかと思います。
…だからというワケでもないですが、私も模型部屋の整理を敢行。
いつの間にか増殖していた(不思議ですねぇ~)車両の整理を行いました。
クリアケースに入れたまま眠っていた車両もブックケースにしまい直し、出し入れしやすくなりました。
こうなると、ウェザリングもしたくなってきます。
ということで!「多摩井鉄道 春のウェザリング祭り」開催です!ヽ(^。^)ノ
数回に分けて手持ちの車両をずずいとウェザリングしていこう、という企画です。
用意したのはこちらの貨車たち!ズラりと並んで壮観です。
ウェザリングに使うのはこちら。
- Mr.スーパークリアー つや消し
- タミヤスミ入れ塗料
- Mr.ウェザリングカラー
- ウェザリングマスター(A~C)
- その他、マスキングテープや綿棒など
車両もかなり多いのでエアブラシは使わず、手順もある程度シンプルにチャチャっと進めていきます。
①車両の車輪を外す
まずは車輪を外します。
ブレーキランプ点灯車両など、外すのが困難な車両は足回りをマスキングテープで隠します。
車掌車を汚す場合、窓もあらかじめマスキング。
カプラーもこの段階でカトーカプラーNに換装しました。
②Mr.スーパークリアー つや消しを全体に吹く
これだけでプラのツヤ感が消え、重みが感じられるようになります。
つや消しスプレーは偉大です。
③2~3倍に薄めたタミヤスミ入れ塗料(ダークブラウン)を全体に塗る
一般的にはこのあと「余分な塗料を綿棒でふき取る」という工程が入りますが、今回は省略。
車両によってはスミ入れ塗料のブラウンを使ったりもしています。こちらはかなり汚れます。
④タミヤスミ入れ塗料(ブラウン)を、薄めずに凹部に差す。
凹部やモールド表現がされている部分などにスミ入れ。凹凸が映えるようになります。
派手にはみ出た場合は、余分を綿棒でふき取ります。
⑤足回りにウェザリングマスター(グランドブラウンorステインブラウン)を塗る。
粘度があるので、つや消しを吹いた後であればプラパーツにも割と乗ってくれます。
写真のトラ・トキの足回りが分かりやすいでしょうか。
⑥ウェザリングマスターで足回りの色調を調整
ウェザリングマスターBセットの「サビ」、Cセットの「アカサビ」を適宜使用し、足回りの汚れ具合を調節。
ハケで全体的に汚したのち、スポンジでチョイチョイ乗せたり乗せなかったりという感じです。
⑦お好みで全体の汚し
ウェザリングマスターAセットを使用し、全体を汚します。
楽しいからといって夢中になっていると、汚しすぎたりするので要注意です(笑)
⑧外した車輪を取り付けて完了!
最後に車輪を付けなおして完了!
そこまで複雑な工程はありませんし、慣れてくるとサクサク進められます。
2日に分けてここまで施工しました。
なお、たまに薄め方を変えたり、手順を飛ばしたりして汚し方を変えています。
1両単位で運用されていた国鉄貨車は、汚れ方も車両ごとに様々。
あえて汚れ具合の異なる車両を繋げることで、それっぽくなるような気がします。
そんなこんなで第一陣のウェザリングが終了。
大幅に増備された貨車も、ひとまずはこれで大丈夫でしょう。
当鉄道では蒸気機関車の増備も少しずつ進んでおりますので、次回はそちらの汚しをやってみる予定です。
というコトで「多摩井鉄道 春のウェザリング祭り」、次回もお楽しみに!