田んぼを見下ろす土手を往く(後編)~100均ケースジオラマ 第2弾~

後編です!

お待たせいたしました!

「田んぼを見下ろす土手を往く」の後編になります。

今回で完成まで持っていきますので、どうぞお付き合いくださいませ。

それでは作業再開。

作業工程

⑫水田および用水路内にリアリスティックウォーター投入

これまでは水田内の水をボンドで作っていましたが、今回はリアリスティックウォーターを採用しました。

毛細管現象が怖いですが、やはり水素材としては使いやすいので。

とりあえず下準備として周りをマスキングテープで養生したのですが、結構怪しい…今までのてのひらジオラマと違って側面が真っ平というわけではないので、もしかすると隙間ができてしまうかも…?

かなり不安ですが、「ダメなら次回の反省に活かせばいいや」という感じで続行。

入れ過ぎに気を付けつつ投入。

うむぅ、やはり毛細管現象が起きてしまった…。

稲のフサフサ具合が残せればよかったんですが、まあ仕方ないですね。

リアリスティックウォーターが吸われた分、少し水素材を追加して乾燥を待ちます。

丸一日乾燥させます。

⑬緊急事態発生!リアリスティックウォーター二次投入の要アリ!

というコトで一日乾燥させたのですが…不安が的中。

水素材が枯れ果てておりました(T∀T)

ケースの下には垂れていなかったので、マスキングテープのスキマ、もしくは地面材にできたわずかな割れ目に浸み込んだのかもしれません。

仕方ないのでリアリスティックウォーターをもう一度投入します。

今度はうまく固まってくれるといいのですが…

しかし…リアリスティックウォーターは周囲の目留めが完全にできていないと容赦なく流れ出してしまいますね。

使いどころを見極める必要があるのはもちろんですが、ほかの水素材も開拓してみた方が良いかもですね。

いま気になっているのはメディウム系の素材です。(グロスポリマーメディウム、ジェルメディウムetc…)

いずれ機会があったら試してみたいですね。

⑭ウォーターエフェクトで用水路の水流表現

そんなこんなで、リアリスティックウォーター二次投入から丸一日。

今度は一応残ってくれているようですが、それでも結構かさが減ってますね…。

ケースの下には相変わらず垂れていませんし、いったいどこに消えてしまったんでしょうか…?

やはりジオラマの構造自体と相性が良くないのでしょうかね。

ともかく、ここからはウォーターエフェクトの出番です。

今回は水面を穏やかめにできないかと思い、ほんの少し水でゆるめてから筆塗りします。

やはり水の層の厚みが物足りないですね…ちょっと心残りですが、今回はこのくらいで次に進みます。

水回りの製作は今後の課題ということにします。

⑮バラスト撒き

それでは皆さんお待ちかね…かは分かりませんが、バラスト撒きのコーナーです。

KATOのバラストを撒いていきます。

前回の築堤ジオラマではポポンデッタの「コツのいらないバラスト」を使用していたので、特に霧吹きで水をかけなくても良かったのですが、今回のバラストは勝手が違いました。

(今回使用したバラストの方が一般的なのですが)

固着にはシーニックセメントを使用したのですが、中々浸みわたってくれないんですよね。

「頑張って隣のバラストに浸みわたってくれ~」と思って多めに接着液を流していたら、浸み込めなかった液がジオラマの隙間を通ってケースの外側に流出する始末(;・∀・)

すぐにふき取りましたので事なきを得ましたが、今後はバラスト撒きの際は事前の霧吹きを心がけた方が良さそうです…。

バラストの固着自体はキレイにできましたので、気を取り直して次の作業に。

⑯レールのサビ塗装

バラストの固着が完了しましたので、サビ塗装に入ります。ここも前回と同様です。

塗料乾燥後にレール上面の塗料をこそげばOKです。

⑰擁壁の水抜き穴あけ

擁壁に水抜き穴を開けていきます。

超細いパイプというか、管みたいなものをグレーに塗って刺せば、更にそれっぽくなりそうなんですけどね…。

丁度良い素材が見つからないので、今回もこのままで。

⑱線路柵の設置

グリーンマックスの線路柵をグレーに塗装し、警戒色もサッと塗っておきます。

切り継ぎをして長さを築堤に合わせたら縁石部分に接着。

⑲全体の緑化・ウェザリング

楽しい緑化キャンペーンです。

なんだかんだで緑化作業が一番楽しいような気がします(・∀・)

緑化しながら所々のウェザリングも少々。

完成!

最後に人形などの小物を配置して完成です!!

いやーなかなか大変でしたが…とても良い出来栄えではないでしょうか!

線路長がそれなりにあるので、C11+二軸貨車4両くらいの編成も収まりますし、こないだウェザリングをしたキハ110も2両編成で飾れます!

水田の雰囲気も中々です。

稲にしたモスシートにリアリスティックウォーターが多少浸み込んでしまいましたが、思いのほかフサフサ具合も残っていて一安心。

今回はそれなりの大きさのジオラマ作りになりましたが、楽しく作業が進められました。

これくらいのサイズ感だと、結構見栄えもしますね。

今回のような100均ケースジオラマはいずれまた製作する予定ですので、どうぞお楽しみに。

それでは、「100均ケースジオラマ 第2弾 ~田んぼを見下ろす土手を往く」でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!



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