田んぼを見下ろす土手を往く(中編)~100均ケースジオラマ 第2弾~
中編です!
お待たせいたしました!
「田んぼを見下ろす土手を往く」の中編になります。
今回は水田周りの設置物が中心になります。
それでは作業再開。
作業再開
④インテリアシートで擁壁作り
以前の100均ケースジオラマでも活躍した、インテリアシート流用の擁壁を作ります。
主な作業内容は前回と同様なので割愛します。
詳しくはコチラをご参照ください。
貼り付ける壁面に合わせてカット後、塗装したシートをボンドで貼り付けます。
⑤トンネル入り口の加工
大部分の壁は覆いましたが、トンネルの入り口部分が複雑な形状過ぎて覆えていません。
「トンネルの向きをナナメにすれば、真後ろが丸見えにならなくてイイんじゃないか」という気まぐれの結果、工作難易度がハネ上がっております…(笑)
仕方ないので、厚紙を現物あわせで切り出して地道に覆っていきました。
なかなか苦労しましたが、悪くない出来になったと思います。
また、この時点で壁面上部にプラ棒で作った縁石を接着しました。
プラ棒に一定間隔で切り込みを入れ、ラッカー塗料でグレーに塗っただけですが、それなりの存在感。
⑥用水路パーツの製作
早い段階に設置する必要があるアクセサリーを製作します。
まずは先ほどチラ見えしていた用水路の補足から。
使用したのはホームセンターで見つけた配線カバーです。
0号という規格のもので、非常に細いモノです。
先ほど丁寧に心材をカットしていたのも、このパーツがキレイにはまるようにするためなのでした。試しに仮置きすると、はいスッポリ…と思いきや、高さが微妙に足りません。
細く切った厚紙を先に敷き、丁度良い高さにしました。
見える部分にグレーのサーフェイサーとつや消しスプレーを吹いたら、底の部分を苔っぽい色でざっと塗装。
ついでにスミ入れ塗料のブラウンを壁面にチョイチョイ垂らし、水が流れ込んだ後のような何かを付けたりしました。
そうしたらGクリヤーでスキマに接着。
これだけでも、だいぶディティール感が出ますね!
⑦水門パーツの製作
続きまして水門の製作です。
近所の水田にもある設備でして、良いムードが出せるのではというコトで。
今回は1mm径のプラ角棒・真鍮線・厚紙を使用して作りました。
手順は以下の通り。
- ①プラ角棒を「冂」のような形に貼り合わせる。
- ②角棒の内側に厚紙をはめ込み接着。
- ③「冂」の上部に小さく切った厚紙を貼り付け、その上に短く切った真鍮線を接着。
- ④真鍮線で円(ハンドル)を作り、↑で取り付けた真鍮線の上に接着。
- ⑤ハンドルの中心部に真鍮線をタテに接着する。
- ⑥全体をくすんだオレンジ色に塗装
- ⑦スミ入れ塗料のブラウンを全体に塗りたくり、サビっぽくしたら完成!
…いやもうパーツが細かいのなんので苦戦しましたが、こんな感じに。
割とイイ感じじゃないでしょうか?
完成した水門は、後ほど水路の出口に設置します。
この段階での小物づくりは以上です。
⑧農道・畝部分の地形作り
それでは地面作りに入ります。
すでに芯材を設置してありますので、これまた以前の回に使用した特製地面材を投入。
特製地面材についてはコチラをご参照くださいませ。
というコトで地面材の保管容器を開けたのですが…なんか固まりかけてないかこれ…?
灰を混ぜたからなのか、買ってきた容器の密封性が悪いのか分かりませんが、地面材の水分が明らかに減っています。えらいこっちゃ。
慌てて水を加えて練り直し…したら何とか元に戻りました。
良かったですが…やはり灰を混ぜるのは色々アレなんですかね(;^ω^)
ひとまず今回はこの地面材を使います。
築堤を除く心材にそのまま盛って、ブラシなどで荒らしたら乾燥させます。
乾燥したものがコチラ。
問題なさそうなので、地面材に色を付けていきます。
ブラウン系のラッカー塗料を薄めに調色し、色ムラが出やすいようにしたものをザーッと塗っていきます。
農道部分は明るい色にしてみたり、場所によって色味を変えながら重ね塗り。
塗り終わったら乾くまで放置。
⑨稲の準備、貼り付け
用意したダイソーのモスシートを稲にすべくカット。
今回は寸法もある程度キレイに揃え、水田内にボンドで接着。
ちょっと稲の幅に差が出てしまいましたが…まあ許容範囲です。
⑩築堤上部の土台作り
貼り付けた稲の乾燥を待ちつつ、線路を敷く部分の土台を用意。
コルクシートを線路幅に切り出して接着するだけで完了です。
⑪線路の加工・設置
いよいよレールを固定しますが、その前に枕木を塗り替え。
レールを枕木から引き抜いたら、枕木にサーフェイサーを吹いてグレーに染めます。
これだけでも一応PC枕木みたいな雰囲気になります。
サーフェイサーが乾いたらレールを差し込み、先ほど設置したコルクシートに接着します。
今回のジオラマは線路長が33cmほどあるので、中々存在感があっていい感じです。
続きは後編にて!
いよいよ水素材の登場…というところなのですが、残りは後編にて。
次回はラストスパートで完成までこぎつけますので、どうぞお楽しみに!
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!