小川に架かるガーダー橋(中編)~100均ケースジオラマ 第3弾~

今回のテーマ

お待たせいたしました。

前回の続きというコトで、今回は地面作りから手をつけていこうと思います。

【▼前編はコチラ】

では早速再開。

作業工程

⑥地面作り

さてさて地面作りです。

川と線路の予定地を除き、全ての地面をいつもの地面材で覆います。

楽しい作業です。ぬり…ぬり… ю(・・)

塗り終わったら乾くまで放置し、ブラウンのラッカーで塗装。

⑦フレキシブルレールの塗装・設置

線路部の土台が整ったので、レールの敷設に移ります。

まずは木製枕木をイメージしつつ、枕木をブラウン系のラッカーで塗装。

今回は橋部分のレールとフレキシブルレールを接続するために「ジョイント」というパーツを使用します。

ニッパーで切り取り、レールとレールの間に差し込みます。

結構ピッチリしたはまり具合なので、慣れるまでちょっと苦戦(;^ω^)

ともかくなんとかはまったので、フレキシブルレールもゴム系接着剤で土台に接着。

目立つような段差もないですし、問題なさそうです。

⑧川底に砂利を撒く

地面の作業が一段落ついたので、ここらで川づくりに入っていきます。

今回は、まず川底に砂利を撒いてみました。

この上にリアリスティックウォーターの層を作れば、水底の石がうっすら見えるようになる、という狙いです。

この後流し込むリアリスティックウォーターでそのまま固定できますので、水底の砂利に接着剤は使用しません。平らにならしたら完了です。

また、この時点では河原部分の砂利は撒きません。

これは以前のてのひらジオラマで得た教訓に基づいています。

「まず水の部分を作ってしまう→水素材が乾燥してから河原の砂利を接着」という順序で作業すれば、河原部分に水素材が浸み込むことはないハズです。

⑨リアリスティックウォーター、第一陣投入!

というコトでリアリスティックウォーターの出番がやってきました。

このアイテムの注意点はやはり「毛細管現象」の強烈さ。

どんなに狭いスキマでも容赦なく浸み込んでいきますし、浸み込むスピード自体は遅いため発覚を遅らせるという、厄介なシロモノなんですよね…。

今回はその現象への対策も兼ね、複数回に分けて流し込みます。

多少の流出はむしろ前提条件として捉え、まず一回目に少なめの量を流して目留めに利用してやります。

こうして各所のスキマを埋めてしまい、その後に本投入することで流出を抑えようという狙いです。

波音カラー(モスグリーン)を規定量の2倍混ぜたリアリスティックウォーターを用意。

注ぎ込んだら、ホコリが被らないようにして丸一日放置します。

⑩リアリスティックウォーター、第二陣投入!!

無事に第一陣が乾燥しました。

やはり注いだ時よりだいぶ水位が下がっています。

元々のヒケ具合とは別に、やはりスキマにも流れ込んでいるのでしょう。

しかし、これは言わば「狙い通り」。

隙間に流れ込んだ分はすでに乾燥しているはずなので、これから追加で投入する分は無事に固まるでしょう!多分!

というコトで第二陣の出番です。

波音カラー(モスグリーン)を規定量混ぜたリアリスティックウォーターを用意し、重ねて投入していきます。

目論見がうまくいくことを祈りつつ、乾燥を待ちます。

⑪リアリスティックウォーター、第三陣投入…っ!!!

第二陣の結果としては、残念ながら予想以上にかさが減っていました。

ヒケはまあ良いとして、よく見ると若干浸みだした痕跡もあります。

目留めのマスキングテープのスキマから流出してしまったんでしょう。

とはいえ確実に水位は上昇していますので、次の投入で最後にできそうです。

最後は着色なしのリアリスティックウォーターを投入し、乾燥を待ちます。

⑫砂利を撒いて河原作り

3度の投入を経て、やっとこさ十分な水量を確保しました!

長い戦いでしたが、ようやく川作りにも目途がつきました。

それでは河原を作っていきます。

ボンドを塗布して砂利を接着。以上です。

簡単ですが、見た目は以前のモノよりかなり改善されました。

⑬ウォーターエフェクトで水面加工

河原も完成したので、水面の仕上げに着手します。

まずはウォーターエフェクトを用意。

少し水を混ぜて粘度を下げ…ていたのですが、なんだかメッチャ泡立っています。

予想通りのゆるみ方ではないですが、「塗っているうちに馴染むだろう」と高をくくり、そのまま塗っていきます。

水の流れを意識し、流れる方向にスジが入るように塗ります。

橋脚や岩など、水がぶつかる部分は厚めに盛るとそれらしいような。

塗り終わったので乾燥するまで待ちます。

⑭水面の仕上げ

ウォーターエフェクトが乾燥しました。

水と混ぜた時の細かい気泡が結構残っています。

…が、これはこれで中々良い雰囲気。今回は怪我の功名ということにしましょう。

あとは仕上げのドライブラシ。

せっかくの気泡を塗りつぶすのはもったいないので、ドライブラシは軽めに仕上げます。

これで川は完成です。

ちょっと濁らせ過ぎたきらいはありますが、全体的には十分な出来になったかと思います。

河原の雰囲気もGOOD。

更にうれしい誤算なのですが、川底に敷いた砂利の凹凸により、ヒケた水素材の水面がデコボコしています。

水面に動きが出て、よりリアルな雰囲気に近づきました。

この経験は今後の製作にも役立てていきたいところです。

残りは後編で!

というワケで、キリが良いので今回はここまで。

前、中編とお送りしてきたジオラマ製作も、次回で完結です。

次回は各所の仕上げと緑化キャンペーンを行います。

秘密兵器も用意しておりますので、お楽しみに…!

というコトで、「100均ケースジオラマ 第3弾 ~小川に架かるガーダー橋(中編)~」でした。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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