農地エリアの製作 ~T-TRAKジオラマ製作後記 その29~
作業日:2021/8/5~8/12
斜面に構える段々畑
T-Trakジオラマコンテスト2021、その搬入日まであと2週間。
いよいよ締め切りが近づいてきましたが、今はひたすら目の前の作業をこなすだけです。
残りの作業である「農地の製作・緑化キャンペーン・小物の設置」は同時並行で行っていますが、読みやすいように作業別にまとめました。
時系列が入れ替わったりしますのでご了承ください。
まずはボード右奥の「農地エリア」の製作について。
農地エリアは4段構成になります。
1~2段目が畑、3段目が果樹園、4段目の傾斜地は森林、という構成です。
まずは畑から作っていきます。
以前のてのラマ製作でも用いた巻きダンボール戦法で作っていきます。
▼以前のダンボール畑の記事はコチラ
ただし、今回は違う種類の段ボールを用意。
世界堂で入手したボール波板を使います。
比較すると分かるのですが、通常の巻きダンボールよりも波が小さいです。
それだけ畝が細かくなるわけですから、精密度も高まるに違いありません。
さっそく作っていきます。
まずはダンボールに下塗り。
ちょっと薄めにしたマホガニー色のラッカーで色を付けます。
次に土表現。
今回はブラウンのパウダーで表面を覆って表現します。
固着には水で薄めたマットメディウムを使用…しようと思って塗ってみたところ、異様なスピードでボール波板に吸われ、紙がヘニャヘニャになってしまいました!
予想外の事態ですが、あわてず騒がず落ち着いて。
代わりに用意したのはボンド液。これならどうでしょうか。
先ほどのマットメディウムが乾いた頃合いを見計らって塗布しましたが…こちらは問題ないようです。
安心してパウダーを散布。良い感じの畝になりました。
間隔が狭いのでスケール感も中々。
あとは作物を植えるだけなのですが…せっかくなので複数の作物が植わっているようにして、少しでもにぎやかにしたいところです。
- 緑色に塗った真鍮線に草素材を付けたもの
- フォーリッジクラスターを小さくちぎったもの
- 単純に畝にパウダーを撒いたもの
- 厚紙で作った生垣風作物
- 100均のガラスビーズを使用したトマト畑
など数種類の作物を配置し、にぎやかな畑になりました。
作った畑を接着したら周囲を地面材で埋めます。
地面材が乾燥したら、着色して後の緑化キャンペーンに備えます。
お次は果樹園。
まずは地面材を使って地面を作ってしまいます。
着色と軽い下草撒きまで終わらせました。
このジオラマは夏を想定しているので、樹にはまだ実がなっていないという設定です(ご都合主義)
KATOの樹木キットから小さめの幹を選びます。
作った樹木を規則正しく並べれば…ハイ果樹園の出来上がり!
ですが…まぁこれだけだとよく分らないですな。
ですので、ちょいとした小物を作りました。
農家さんが樹上作業をする際に使う梯子(作業者付き)です。
これを置けば一気に農作業中の風景に!
畑のほうにも何人か設置しました。良い風景です。
この農地で採れた作物の一部は、貨物ホームまで運ばれて出荷されていくという設定です。
作物を積んだ大八車なんかも置きたいところ。
今度作りましょうか。
とりあえず農地周りは完成したので今回はここまで。
次回からは一気に緑化を進めます。
完成に向けてもうひと踏ん張りです。次回もどうぞお楽しみに。