鉄道模型コンテスト2021 ゆるっとレポ③ ~T-Trakジオラマコンテスト~

超ハイレベルな作品ぞろい!T-Trakジオラマコンテスト2021

前回は高校生の作品が集まる「鉄道模型コンテスト」について触れさせて頂きました。

大人顔負けの作品ばかりで凄かったですな(゚∀゚)

それでは、私にとってのメインイベント『T-Trakジオラマコンテスト2021』の様子をご紹介していこうと思います。

いやぁ…しかし壮観でした!

個性あふれる作品が80点ほど集結し、作品同士が繋がった巨大エンドレスを実際に列車が走行しているのです!まさに圧巻!

配線も工夫してあり、

・外線→すべてのモジュールを繋げてのDCC運転

・内線→島ごとのエンドレスになる様に繋げられての手動運転

を楽しむことができました。

DCC運転では、野須田駅(私のジオラマ内の駅です)が停車場所になっていたときもあり、結構臨場感がありましたよ!

その時の動画がコチラ。

他にも交代制で様々な列車が走行してくれており、眼福でした(*´ω`*)

外周線はたまにカメラカーも走行していて、映像をリアルタイムでモニターに映そうとしていましたが、通信環境に問題があったのか観ることはできませんでした。

カメラカー目線も面白そうだったので、少し残念。

…と思ったのですが、後日Youtuberしげもんさんのチャンネルにて走行動画が上がっていました!

早朝ミニジオラマツアー / Nゲージ 鉄道模型 / 24時間リレーライブ – YouTube

1:26:00あたりで私のジオラマを通過しています!

この目線はやはり中々…良いですな!

さて、ここからはT-Trakジオラマコンテスト出展作品の中から、特に気になった作品をご紹介。

気になった作品紹介

No.005 球磨川の夏休み

山あいを流れる球磨川、それに沿う鉄道と道路を表現した作品です。

手前の樹々に高さがあるため必然的に上から覗き込む形になり、丁寧に敷かれた川底の石もよく見えます。

青空の下を緑に囲まれてのカヌー下り、さぞかし気持ち良さそうです。

022 北の大地の立体交差

室蘭本線と千歳線の立体交差をイメージして作られた作品です。

大胆な立体交差の構図にインパクトを受けました。やはり立体感があると見応えありますね。

余計な構造物がない分ボード上の広さが際立っていて、雄大な北の大地を感じる作品でした。

030 近代レンガ遺産

レンガ造りの煙突が目を引く作品です。

もちろん工場が主役なんですが、私的には土手や用水路の雰囲気にも惹かれます。

高架下の薄暗さや水路にたまったガレキが、アンダーグラウンドを演出しています。

031 ライ麦畑でつかまえて

日頃から大いに参考にさせて頂いている製作ブログ『オフのデスクトップ』の管理人さまの作品です。

今回運良くご本人とお話しさせて頂くことが出来ました。その節は有難うございました。

シンプルな構図の中に詰まった緻密な細工は、グラウンドレベルでじっくり観てこそのモノ。

ズームで切り取った風景には、本当に引き込まれそうなほどです。

上記ブログにて製作記なども連載されておりますので、ご興味のある方はぜひ。

037 赤いポニートラス

見沼代用水を渡る秩父鉄道をモチーフとした作品。

なんとこの作品、右手に鏡を立てることで川の奥行きを表現されています!

会場で見てビックリしました!

また、土手沿いの遊歩道って中々良いモチーフですね。今度作ってみたいです。

051 黄瀬川橋梁

東海道線三島〜沼津間の黄瀬川を渡る橋梁を再現された作品。

ダブルサイズのボードを活かした、広々とした空気を感じます。背景板も空間の広がりに一役買っています。

ガーダー橋などの造形なども見事で、入賞を逃したのが不思議なくらいです。

052 とある炭鉱の夏

搬入時にお隣同士だった方の作品。運よくご挨拶できました。

フルスクラッチされた炭鉱建屋はインパクト抜群。やはり高さがある作品は目に止まりやすいですね。

リアリティ賞も納得の逸品です。

058 ガルパン風大洗町

みんな大好きガルパンをテーマにした作品。劇場版でのエキシビションマッチが舞台です。

実際に街中を縦横無尽に走り回るⅣ号戦車は必見。

劇中に登場する名所をギュッと凝縮した町並みも見どころです。

当日の展示はお隣同士。その節はお世話になりました!

061 石炭が香るローカル貨物駅

SL時代のローカル貨物駅をメインとした作品。なんだか私の作品に近しいものを感じます。

“石炭が香る"というタイトルに違わず、煤煙に燻されたテクスチャが絶妙でした。

この汚れ感は参考にしたいところです。

080 紅葉渓谷

紅葉に彩られた渓谷をイメージされた作品。

色使いの鮮やかさはもちろんのこと、高低差が映える地形作りに細部まで作り込まれた吊り橋など、全てのレベルが高くまとまった情景でした。

088 旧横浜駅情景~横浜市営交通100周年を記念して~

当日お隣同士だった作品その2。

作者様にはいろいろ参考になる話を聞かせて頂きました。

作品は旧横浜駅舎をテーマにしたもの。

駅舎の造形、それをナナメに配置するセンス等、随所にワザの光る作品でした。

099 懐かしの夏祭り

今大会の中で最もインパクトのある作品だったかもしれません。

実際にLEDで明滅する花火が評価されてのギミック賞を受け取られていました。

花火に目線を持っていかれがちですが、左側の池に漂うホタルも哀愁を誘います。今度やってみたいですね。

109 田園風景

失礼ながら、鉄コンアプリを見たときはそこまで注目していなかった作品。

…なんですが、実際にこの風景を走っていく列車を見た時、なんとも言えない情感が湧きました。

如何せん構造物が多くなりがちなコンテスト作品の中にこの様な風景を見かけ、胸が熱くなりました。

073 Imaginary Nostalgia

最後は当鉄道の作品をご紹介。

他の作品に埋もれてしまっていたかもしれませんが、足をとめて眺めて下さる方が沢山いらっしゃいまして…とても嬉しかったです。

ウチにしかないような世界が表現できたと思いますし、私自身が「良い」と思える作品にできて一安心しています。

鉄コン初参加を振り返って

以上、ほんの一部ではありますがご紹介させて頂きました。

やはりこういった大会には精巧で緻密な作品が集結するのですね…終始圧倒されっぱなしでした。

このブログでは私の好みで紹介していますが、他にも素晴らしい作品が目白押しでした。

そんなT-Trakジオラマの全作品は「鉄コンアプリ」にて鑑賞することができます。

作者自身による製作後記が読める作品も多くありますので、気になる方はぜひそちらでお楽しみください。

いやー、参加を決めた時はどうなるかと思っていたのですが、最終的には参加を決めて本当に良かったなと思います。

自分の作品をたくさんの方に愛でて頂いたり、普段ネット越しでしかお目にかかれないような方々と直接交流が出来たり。

ネットで何でもできる時代ではあれど、やはり実イベントでしか味わえない楽しさや感動ってありますよね。

来年の鉄コンにも、出来れば参加したいと思います。(その前に城南島でしょうか…?)

また“この目で実際に”ジオラマを見る楽しさも存分に感じました。

普段はブログやSNSでしか見られないような作品を間近に(アクリル板すらなしに!)見られる場があるのは素晴らしいことです。

このブログでイベントの存在を知った皆さんには、ぜひ来年のコンテストに足を運んでみて頂ければと。

そこにはエネルギーや情熱にあふれた鉄道模型ワールドが広がっていますよ!

…というワケで!

3回に渡って振り返ってきた鉄コンレポもこれでおしまいです。

次回からは、今回製作した『Imaginary Nostalgia』の製作記を連載していきます。

相当書き溜めがたまっているので、かなりの長期連載になる予定です…(笑)

いつもながらゆるゆるお付き合いくださいませ(´ω`*)

それでは『鉄道模型コンテスト2021 ゆるっとレポ』、最後までお読みいただきありがとうございました!



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