てのひらジオラマを作る 第3弾 ~Seriaの芝生シートで水田を作る~

今回のテーマ

皆さんこんにちは。

今回のてのラマ企画は、再びの水田作りとなります。

以前ダイソーのモスシートで作った水田はそこそこの出来でした。

ほかにも良さそうな素材がないか探していた中、発見したのがセリアの芝生調シート。

まずは両者を見比べてみます。

▲左:ダイソーのフェイクモスシート 右:セリアの芝生調シート

ダイソーの方は色に渋みがあって、丈が長いですね。

底部は黒いゴムシートになっています。

セリアの方はかなり明るく、色調の異なる繊維が混ざっています。丈はかなり短いです。

底部は上から見ると緑色で、目立ちません。

なお裏面が両面テープになっているので、単体で貼り付けることが可能です。

(接着力は心もとないですが…)

今回は右側のシートを使っていきたいと思います。丈の短さが吉と出るか凶と出るか…。

作業工程もちょっと変更。

試行錯誤を通して、より実感的で作りやすい水田を目指します。

まずは材料の紹介から。

材料

  • 芝生調シート(Seria)
  • 情景テクスチャーペイント ダークアース、ライトサンド
  • ラッカー塗料 茶色系
  • タミヤ スミ入れ塗料 ダークブラウン
  • 緑化用のフォーリッジ、パウダー
  • スタイロフォーム
  • 竹串
  • 木工用ボンド
  • MDF材 10×10cm (ダイソー)
  • その他情景アクセサリー

前に水田を作ったときとは若干ラインナップが変わっています。

その辺りは作業工程中で説明できればと。

それではいきましょう。

作業工程

①土台にスタイロフォームを接着する

地形づくりを簡略化しようと思い、前回の紙粘土に代わってスタイロフォームを使用。

現物あわせでカットして接着。

②地面の下塗り

スタイロフォームの色を隠すために下塗りを。

水田内は暗いブラウン、あぜ道は明るめのブラウンで塗りました。

塗り終わったら乾燥するまで待ちます。

③竹串で畦畔の法面を仕立てる

あぜ道と田んぼの間の段差ですが、今回は竹串を使いました。

元々長いので、爪楊枝よりカット回数が減らせると思いまして…(笑)

丁度いい長さに切断し、スミ入れ塗料で塗装したらボンドで法面に接着。

細かいテクスチャを省いた省エネ施工です。

しかし、うーん…少しスタイロフォームの高さが高すぎましたね。

面取りだけしてごまかします。

ここまで来たらボンドが乾燥するまで放置します。

ついでに情景テクスチャーペイントであぜ道表面を仕上げておきます。

④水田内にボンドを塗る

水田内の水を表現するために、今回は原液のボンドを使いました。

原液のままで厚く盛ったことがなかったので、どんな具合なのかを試す狙いです。

1~2mmほどの厚みでべったり塗って、丸一日放置します。

ダイソーモスシートの時はこの時点で稲を埋め込んでいましたが、セリアのシートは裏に両面テープがついていますので、ボンドが乾燥してから貼ることに。

丈が短いので、高さを稼ごうという目論見もあります。

⑤芝生シートをカットして稲を作る

ボンドの乾燥を待つ間に、稲の準備をしておきます。

繊維の丈が短いので、カッターで楽々切れます。

今回は長さもきれいに揃えました。

⑥田んぼに稲を貼り付ける

ボンドが乾燥しました。

原液で塗った分、透明な層がそれなりに残っています。

というかボンドを塗るだけなのにかなりそれっぽくなって驚きです…。

ボンド侮りがたし。

少し白い部分が残っていますが、そのうち透明になるでしょう。多分。

それではカットした芝生シートを貼っていきます。

貼りましたが…う~ん?

なんかイマイチ…?

色が明るすぎるんですかね。

⑦芝生シートの再調整…によるトラブル発生

ということで、薄めたスミ入れ塗料を塗りたくって彩度を落としてみました…が!!

…っと!おっとっと!

シールで貼っていただけのところに溶剤マシマシの塗料を浸み込ませたもんだから、接着力を失った芝生シートが剥がれてしまいました!!

あらら…。

まあ、考えてみればそりゃそうですよね。

結局いったんはがして乾かした後、ボンドで貼り直しました(笑)

⑧あぜ道の緑化

特にこれといった作業はありません。

ボンド水でフォーリッジやターフを撒きます。

完成!

小物を設置して、完成!

…なんですが、自分としてはもうひとつってトコでしょうか。

決して悪い出来ではないのですが。

 ・田んぼからあぜ道までの段差(10mm)が高すぎる
  →5~6mm程度が丁度良いか

 ・法面の加工は竹串だと太すぎる
  →爪楊枝を使うか、細い丸棒を用意するべきか

 ・モスシートの稲も質感がイマイチ
  →現状ダイソーモスシートの方がしっくりくる

 ・ボンドをかなり厚塗りしたため、乾燥しても僅かながら白濁している
  →ボンドを使用するなら、表面を覆うくらいの量にするべき。
   さらに深みを出す場合、リアリスティックウォーターなどの水素材が必要。

パッと思いつくだけでも、いろいろと改善点が。

この経験は今後に活かしていきたいところですね。

水田に関しても、まだまだ試行錯誤は続きそうです。

というワケで、てのひらジオラマ第3弾、「Seriaの芝生シートで水田を作る」でした。

最後までお読みいただきありがとうございました!

イヤハヤ、水田作りは奥が深いですな…。

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