旅行記『電車に揺られて善光寺参り2022』後編

三回に分けてお送りしてきた善光寺旅行記、今回で完結です。

いよいよ旅も終わりを迎えます。

最後までどうぞお付き合いくださいませ(´▽`)

▼前編

▼中編

ランチタイム in 茅野

長野駅から諏訪エリアへやってきました。

諏訪と言いましても、降りるのは茅野駅。

茅野駅までの2~3時間で、ようやくまともな睡眠をとれたのは良かったです(笑)

この駅の近くでレンタサイクルを借りられるそうなので、自転車で上諏訪周辺を回る予定です。

…が、とにかく暑い!暑すぎる!

35℃に迫る炎天下、雲も少なく日差しも容赦ありません。

とにかくまずは昼食タイム。

入ったのは茅野駅直結の複合施設ベルビアの中にある「モン蓼科」というレストラン。

いかにも地元のレストランという感じです。

昨夜食べられなかったソースカツ丼があるということで決めたのですが、これが大当たり!

めちゃくちゃ美味しいソースカツ丼でした。

白飯の上に千切りキャベツ、その上にソースに浸ったとんかつとオーソドックスな一品でしたが、とんかつが柔らかジューシーで衣もサクサク(ソースに浸っているのに!)と、正直驚きの美味しさでした。

茅野駅には前回の一人旅でも訪れ、「さくらさく」さんで馬刺し御膳を頂きました。

これも大変美味でして、茅野駅は個人的に良グルメスポットとしてその地位を高めております。

レンタルサイクル、レンタルできず…

ガッツリ食べて体力も回復し、さぁ諏訪めぐり!

…と意気込んでレンタサイクルをやっている駅チカのホテルに伺ったのですが、なんと貸し自転車がすべて借りられてしまっていました…。

台数が少ないことは知っていたので早めに行ったのですが、先を越されてしまったようです。

残念無念。

茅野駅の観光案内所でもレンタサイクルをやっているのですが、こちらはお値段的に断念。

(2000円/1時間はちょっと厳しい…)

さてどうしようか。

この暑さ、歩いて巡るのは気力的に厳しい…。

このまま帰ってもいいかなとも思ったのですが、そういえばスケジュール決めの段階で訪問を断念していたスポットがありました。

「甲斐善光寺」。

かの武田信玄が、信州善行寺の本尊が戦火に飲まれぬようにと避難させるために建てたお寺です。

酒折駅から徒歩15分ほどの場所にあり、酒折駅は帰り道の途中。

時間的にもギリギリお参りできそうです。

これは行くしかない!

ということで次の電車が来るまで茅野駅周辺をぶらぶら。

駅の裏手には蒸気機関車C12が静態保存されていました。

かつて諏訪の鉄山から茅野駅までを結ぶ専用軌道があったそうで、そこで働いていたのだそうです。

旅のしめくくり、甲斐善光寺

さて、茅野駅から電車に乗って酒折駅にやってきました。

ここから歩いて甲斐善光寺に向かいます。

てくてく歩いてトンネルを抜けると、かなり開けた高台に出ました。

遠くまでよく見渡せて気持ちいいですね!

甲斐善光寺の山門や屋根が良く見えます。

さらに歩いて甲斐善光寺に到着。

規模こそ信州善行寺には及びませんが、人の少なさもあってか落ち着きを感じます。

こちらにも回向柱が立てられていましたので、まずはありがたく触れさせて頂きます。

その後は本堂にお参りをし、そのまま御朱印も頂きました。

時間も時間だったので内陣拝観はできませんでしたが、こちらもいずれ伺いたいものです。

時間はギリギリでしたが、最後に良いスポットに来られて大満足!

ということで帰途につきます。

駅までの道をてくてく歩き、行きがけに寄った高台からもう一度諏訪善光寺を眺めていました。夕暮れの風に涼みながらぼーっと眺めていたのですが…。

そのときちょうど17時を回ったのでしょう。

善光寺の鐘が鳴り響いたのです。

山々に囲まれて夕日に照らされた町に、ゴォーン…ゴォーン…と響きわたる善光寺の鐘。

詩人や俳人であれば名句の一つや二つ浮かぶんじゃないか、と思うほどの情感あふれる光景です。

鐘の音というのは、どうしてこうも人の心を打つのでしょうか。

最後の最後に良い締めくくりとなりました。

諏訪めぐりができなかったのは残念ですが、その代わりにたまたま訪れた甲斐善光寺では思いもかけず良い風景に出会えました。

一人でフラッと旅をする良さは、こういう偶然の出来事にこそ詰まっているのかもしれませんね。

ということで、旅行記『電車に揺られて善光寺参り2022~七年に一度の御開帳~』は以上で終了です。

また機会があれば、気ままな旅に出たいものです。

それではまた。

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