レンガ積み擁壁の製作
多摩井鉄道ゆるゆる開発記
【第10回 レンガ積み擁壁の製作】
当レイアウトは狭いスペースに立体交差を導入しているため、地形に高低差が発生します。
特に↓の画像の赤丸部分は、ほぼ垂直に切り立った崖となっています。
さすがにこの部分が地面むき出しだと悪目立ちしそうですので、この部分を擁壁で覆いましょう。
擁壁で覆う壁はレンガ積みのトンネルポータルからつながっていますので、擁壁も同じようなレンガ積みスタイルにしようと思います。
というわけで、津川洋行の「NEWデザインプラペーパー レンガ50」を用意しました。
はい。色が違いますね。
プラペーパーには赤レンガしかないのです。
なのでここは、覚えたての塗装技術を駆使して色を塗り替えてしまいます。
ふむ、結構似た色にできました。
これなら繋げて設置しても違和感はないでしょう。
ただ、このままでは綺麗すぎますね。
山中のローカル線にあっては、擁壁も汚れるというものです。
塗料の乾燥を待ち、汚していこうと思います。
…とその前に。
ここで行う汚し作業のために、また新たなウェザリングアイテムを仲間に加えましたのでご紹介。
まずこちら。
「パステル」です。世界堂さんに行って買いました。
1本100円程度。お安い。
《グレー…ホコリ》《薄茶色…ドロはね》《黒…スス汚れ》《赤茶色…サビ汚れ》《レンガ色…土汚れ》《緑色…青サビ》
…といった感じで、ウェザリングマスターと併用することで色んな汚れを表現できます。
カッターでカリカリ削って粉末状にし、固めの筆などでこすりつけるようにして使ってます。
お次はこちら。
模型ファンからの根強い人気を掴んで離さない、「タミヤ スミ入れ塗料」になります。
これまたお手軽便利なアイテムでして、「凹部分へのスミ入れ」や「ウォッシング」などの作業に使用することが出来ます。
濃度をいじる必要が無く、ふたを開けてすぐに使えるところもお手軽です。
キャップに小さい刷毛も付いているので、細かい部分の作業に関しては筆さえ必要ありません。
とりあえず「ブラック」「グレイ」「ダークブラウン」の3色を揃え、使い分けていこうと思います。
…ではでは、紹介も終わったところで作業に戻ります。
まずはダークブラウンのスミ入れ塗料を“テキトー”に塗りたくります。
わざとムラが出るように汚すことで、なんかそれっぽくなります。
「それっぽい」、コレ大事。
スミ入れ塗料が乾いたら、パステルの出番です。
黒とグレーのパステル粉をこれまたテキトーにこすりつけていきます。
が、黄土色のパステル粉だけは、地面に近い部分に集中的にこすりつけます。
土による汚れを表現し、「何も考えてないわけじゃないよ!」という意思を表明していきます(笑)
というわけでこんな感じに。
写真越しだと照り返して分かりづらいのが残念ですが、実際にはまあまあの質感です。
ウェザリングはこんなもんでいいでしょう。
とりあえず切り出して仮置きを。
ポータルと比べて若干色合いが暗いかもしれませんが、まあ問題ないでしょう。
しかし壁って大事なんですねぇ…めちゃ雰囲気良いですよこれ。
緑色のパウダーで隙間から草が生えているように細工しても良さそうですね。
まま、それはまたの機会に。