てのひらジオラマを作る 第5弾 ~耐水ペーパーの道路と歩道(後編)~
後半戦です!
お待たせいたしました!
耐水ペーパーの道路と歩道(後編)です。
今まで触れたことが無いような知識がドンドコ出てきて覚えるのが大変ですが、頑張って完成させます!
作業工程
⑥車道にセンターラインと車道外側線を引く
前半の最後に塗った情景テクスチャーペイントは、しっかり乾いていましたので、作業再開です!
まずは車道にセンターライン(中央線)と車道外側線を引いていきたいと思います。
日本国内における各種道路標示についての基準は、以下のサイトを参考にしました。
→国土交通省の公式サイトです。ここなら間違いないですね。
「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」の資料に規定が記されています。中央線・道路外側線については「別表第四」の項目に。
→Wikipediaです。見やすいようにまとめ直されていて便利です。
中央線・道路外側線の線幅は、15cm(厳密には多少前後します)と定められていましたので、1/150では1mm幅がジャストな縮尺でしょう。
※もし間違っていたら訂正いたしますので、コメント等にてご指摘頂けますと幸いです。
というコトで調達したのがコチラ。
「ICフリーテープ(白、1mm幅)」です。
広義では“ラインテープ”とも呼ばれてまして、要は「超細いシール」です。
ジオラマ製作用のアイテムではありませんが、イロイロ活躍の場があるとかないとか。
今回はこちらのICフリーテープにご活躍頂いて、各種ラインを引いていきます。
まずは道路外側線。これは一本線を引けばよいのでラクチンです。
この道路はいわゆる「第四種の道路」という設定にしていますので、外側線と歩道との幅(要は路肩)は50cmが基準です。1/150だと3.3mm。
ですが、歩道が設けられている道路の場合は基準よりも路肩を狭くしてしまってもいいようです。なので今回は幅を2mmだけにします。
外側線の次はセンターライン。こちらは破線になるので、破線の間隔も考慮する必要があります。
実寸では「5mの線を5m間隔で」だそうです。
1/150だと「33mmの線を33mm間隔」ということになりますかね。多分合っているでしょう!
※もし間違っていたら訂正いたしますので、コメント等にて(ry
というわけで、一定の間隔に切り分けて貼り付けます。
おお、道路です。道路ができました!
場合によっては、ラインテープがはがれない様に上からボンド水を塗ったりすると良いらしいです。
今回は様子見ということで、塗らない状態で置いておきます。
⑦周りの地面を緑化する
しかし道路幅などについては、覚えることが山積みでございますな…。
まあ本当に車が走るわけじゃないので、別にフィーリングでも問題ないのですが(笑)
閑話休題。
ひとまず山場は越えたので、周りの地面を緑化。今回は木も植えました。
以前のレイアウト製作の時に買ったKATOの樹木キットがまだまだ残っていますので。
こんなものでいいですね。
いやいやいい感じ。
⑧ガードレールを用意する
今回は小物をいくつか用意してありますので、その準備を。
まずはこちら!
道路と言えばガードレール!欠かせません。
今回はKATOのガードレールを用意し、色を塗り替えました。
ママの白色でも良いのですが、せっかくなので。
塗装に使用したのは本ブログでは初登場のエアブラシ!実は以前に購入していました。
ご覧の通り本格的なエアブラシではありません。
ですが充電式で取り回しもよく、価格的にも非常にお買い得でしたので、物は試しで購入しました。
ガードレールの様な細い部品が組み合わさったパーツは、エアブラシの方がきれいに塗れますねやっぱり。
後片付けや手入れが少し面倒ですが、やっぱり便利です。
⑨バス停を設置する
お次はこちら。
なんか人工物的なものを置きたいなとストックを漁ったら、いいものを見つけました。
さんけいさんの「バス停」です。
このサイズのジオラマにはちょうどいいアクセントになりそうです。
ベンチだけ色を塗り替えて組み立て。
完成!
ガードレールやバス停など、各種小物を設置。
仕上げに道路などを軽く汚せば完成!
できれば道路沿いに何かしら建物を置きたかったのですが、今回はあくまで道路作りの練習ですので、これで完成といたします。
高低差がないので少しあっさりしてますが、いい感じの道路になりました。
バス停前のベンチにちょこんと腰かけたご婦人が、いい味を出しています。
ただし…道幅に余裕が無さ過ぎましたねコレは。
普通乗用車位の幅であれば特に問題ないのですが、バスなど幅のある自動車にとってはかなりキツキツ…。
一車線辺り、もう2~3mmくらい幅を広げても良さそうです。
この辺りは今回の反省点ですね。…といっても面積に制約のあるジオラマではそこまで道路にスペースを割けないのも事実。そこは折り合いでしょうかね(;´∀`)
しかし耐水ペーパーでの道路製作は手間がかからなくていいですね。
仕上がりも確かに実感的ですし、今後も活用できそうです。
というワケでてのひらジオラマ製作の第5弾、「耐水ペーパーの道路と歩道(後編)」でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!