建物の遮光処理と設置 ~T-TRAKジオラマ製作後記 その26~
作業日:2021/7/30~8/2
見えない部分なのにかなり大変!遮光処理
さて、明かりの方は前回で準備できましたので、予定通り建物の遮光処理を進めていきます。
まずはグリーンマックスの駅舎から。
このキットは全てのパーツに黒サフを吹いてから塗装したので、透けの心配はありません。
前回発見した庇パーツの差込口の光漏れを防ぐべく、裏側に遮光シールを貼ります。
少々雑ですが、屋根の裏側にマスキングテープでLEDライトを固定すれば完了です。
お次はKATOの鉄道官舎と詰所。
パーツ自体に厚みがあり、パーツ組みの構造も関係して元々の遮光性が高いです。
土台についたねじ止め用の柱や間取り表現の板が邪魔でしたので、そのあたりを切り取ります。
屋根の内側に反射用の遮光テープを切り貼りし、土台にLEDを固定して出来上がりです。
続いてジオコレ系列。
八百屋・魚屋・旅籠・農家と4種類ありますが、ところどころ壁板の透けが。
なのでまずは内側に黒ラッカー吹き。
これでほとんどの透けは解消できました。
細かい部分の透けやパーツ間のスキマには遮光シールを部分貼りして対処します。
電飾加工ができたらそのまま土台に固定してしまうので、ここまで取り付けていなかった小物パーツやポスターステッカーなどもこの時点で取り付け、ウェザリングも済ませておきます。
ここで農家にもう一加工。
この建物、縁側のところの引き戸が障子張りっぽいのですが、当然プラ製なので電飾しても透けません。
なので、障子の部分を切り取り、実際にコピー用紙を貼り付けてみました。
するとどうでしょう!
光り方が紙を通して柔らかくなり、より幻想的に見えます!
折角なので2階部分も障子張りに。内部構造がモロ見えにならないので、かなり良いです。
他の建物も全て紙を貼りたいところですが…それはかなり時間がかかります。
どうしたもんかと悩んでいたら、良いアイデアをひらめきました。
「窓パーツの裏に白いマスキングテープを貼る」というものです。
試しに農家の残った窓パーツで試したら…。
はい、普通に良い感じです(笑)
これなら加工はラクチンです。
何しろ窓パーツの裏にマスキングテープを切って貼るだけですので!
さっき遮光をした建物も全て窓にマスキングテープを貼っておきました。
これでより良い雰囲気になっていること間違いなし!
…という感じで少し脱線しましたが、残りの作業を終わらせます。
ジオコレ八百屋と魚屋はLEDを土台パーツに固定。
旅籠と農家は土台を使わないので、ボードの方に光源を固定します。
全ての建物に電飾を施し、ボードに固定しました。
建物を設置する場所にドリルで穴をあけ、コードを裏側に通してあります。
それでは仕上がりを確認してみましょう!
はい、どうでしょうか。
我ながら素晴らしい仕上がりになったと思います。
光源の指向性を弱め、窓にマスキングテープを貼ったことで窓から漏れる光も強すぎず、何とも言えない雰囲気に仕上がっております。
当初の目的だった「待合室を見えるようにする」という目標も達成されました!
いやーほんとに良い雰囲気!
それにしても、遮光処理と建物の仕上げ・設置まで完了させるのに土日いっぱいかかってしまいました…(;´Д`)
“電飾”…かなり大変な作業でしたが、やった甲斐はありますね。
建物に関する作業はこの段階で終わりということになりますので、あとは地面作りと緑化、小物の製作・設置を残すのみ。
期限まであと2週間ちょっととなりましたが、何とか完成のメドは立ち一安心。
次回は地面作りを行います。
というコトで初めての電飾大騒動はこれまで。
次回もお楽しみに。