てのひらジオラマを作る 第4弾 ~海辺(磯?)を作る~

03/29/2021

今回のテーマ

“海のある風景”って良いですよね。

四方を海に囲まれた島国日本では、なおのこと欠かせない風景の一つと言えるでしょう。

しかし以前のレイアウトに作った池とは違い、海って難しいんですよね…。

波の表現などは特に…。

というワケで、今回は海を作る練習をしていきたいと思います。

海と砂浜、ちょっとした岩場を作ってみようというトコロです。

まずは材料の紹介から。

材料

  • リアリスティックウォーター
  • ウォーターエフェクト
  • 情景テクスチャーペイント ライトサンド
  • ラッカー塗料 青・緑・白系
  • 紙粘土で作った自作の岩
  • 紙粘土
  • ダイソー MDF材 10×10cm
  • その他情景アクセサリー

この中の「ウォーターエフェクト」は、今回初めて仕入れたアイテムです。

使いこなすのは難しそうですが、上手く使えば水面や波の表情がリアルに出せるという素敵なアイテムです。

今回はウォーターエフェクトの扱いに慣れるのが目標です。

それでは早速参りましょう。

作業工程

①紙粘土でおおまかな地形を作る

シンプルに紙粘土で地形を作っていきます。

海岸線と岩の配置箇所をケガき、砂浜とする部分に紙粘土を盛ります。

あらかじめボンドを薄く塗ってから盛りました。

②岩を接着する

①でケガいておいた部分に岩をボンドで接着します。

この岩は、ずいぶん前に紙粘土とKATOのシリコンモールドを使って製作したものですが、今のところ劣化は見られません。(→詳しくはこちらを参照

もったいないので使っていきます。

わざと一部分がはみ出すようにして、外側への広がり…のようなモノを演出しておきます。

③海部分の塗装

紙粘土が乾いたら、海の青さを表現するための作業に入ります。

以前のレイアウト製作のときの池と同様、リアリスティックウォーターを注ぐ場所をあらかじめ塗装しておくことで、水の深みを表現します。

実際に底を掘り下げるのは大抵の場合不可能なので、この方法は広く使われます。

青・緑・白の3色を適宜調色し、表現したい深さによって色味を変えています。

(後になって「黄色」も使えばよかったと思いました。)

塗り終わったら乾燥するまで放置します。

④砂浜を塗っていく

ラッカー塗料が乾いたので、砂浜を仕上げていきます。

使用するのは毎度おなじみ情景テクスチャーペイント。色はライトサンドです。

白い砂浜にしたいので紙粘土への下塗りはせず、直接テクスチャーペイントを塗っていきます。

塗り終わったら乾くまで待ちます。

⑤リアリスティックウォーターを流し込む

いよいよ海作りに突入。

まずはリアリスティックウォーターで海水の部分を満たします。

一旦プラコップに移してから投入すると安全です。

(ボトルから注くのもアリです。ケースバイケースです。)

竹串で端の方まで行き渡らせたら、気泡を処理します。

待ち針でつついて割ったり、待ち針の丸い部分に気泡をくっつけて除去します。

そうしたらホコリが付かないようにキッチンペーパーなどを被せ、丸1日(今回は作業日の都合上丸2日)放置です。

⑥ウォーターエフェクトで海に表情をつける

水素材が問題なく乾燥しました。

いよいよウォーターエフェクトを使った水面加工に入っていきます。

とりあえず開封。見た目はボンドの様ですね。ただし粘度がかなり高いです。

バターナイフですくって、海面の部分に乗せてみます。

とりあえずこねくり回して…と。

色んなサイトで扱い方を調べてはいましたが…これは中々難しい。

一筋縄ではいきません。

最終的に竹串を使って形を整えて、まあ…なんとなく波っぽくはなりました。

竹串を寝かせて「スッ」と動かすことで、波っぽい形ができます。

岩場の部分は竹串の先端をツンツン当てるようにして細かい波頭を出しています。

波の成形に満足したら、乾燥するまで置いておきます。(約1日)

…今になって波が激しすぎる気がしてきましたが…どうなることやら(笑)

⑦波を塗装する

ウォーターエフェクトがほぼ乾燥しましたが…やはり、海はかなりの荒れ模様。

でもまあコレはコレで…ということにしておきます。

厚く盛った部分は完全には乾いていないのですが、待ちきれないので進めます!

ということで用意したのは白のアクリル塗料。

波立っている部分やしぶきの部分にドライブラシをかけることで、泡立っている様子を表現できます。

ということでペタペタ…。

ハイできました。中々良い出来になったと思います。

岩場の周囲もそれっぽく仕上がったかと思います。

⑧小物をいじる

あとは小物を設置して完成です。

「磯釣りにいそしむ釣り人」というテーマで仕上げます。

釣り人はKATOのフィギュアがあるのでいいのですが、そうなると必要なのは「釣り竿」です。

真鍮線を短く知って、塗装します。

こんな感じでいいでしょう。

あとはそれぞれ接着して…完成!

…と思ったのですが。

少し砂浜がだだっ広く感じたので、1つ岩を追加して多少の雑草を生やしました。

完成!

それでは改めて…完成!!

お~、これは中々の出来ではないでしょうか。

荒れ気味の磯の様子が出ていると思います。

釣り人たちのアップ。こんな感じの岩場なら、狙いはチヌ、グレ、イシダイか…。

得意げに掲げているのはスズキの様な気も。

どことなくイキイキしていていい感じ。岩場に打ち付ける波も意外にGood!!

当初は海水浴でも楽しめるような海を目指していましたが、結果的にはこれもまた日本っぽさのある風景ですよね。

軌道修正もうまくいって、自分的には満足しています。

各種素材の使い方もなんとなく分かりましたので、いずれはさらに広い面積の加工にも挑戦していきたいと思います。

というワケで、てのひらジオラマ製作の第4弾「海辺(磯?)を作る」でした。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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