KATOの『ジオラマくん』を作ってみる!(後編)
「ジオラマくん」キット製作、後編です!
お待たせいたしました!
「ジオラマくん」キット製作、ついに最終回です!
前回は水面や地面に色を塗るところまで進めました。
今回は荒涼とした世界に緑を増やしていきたいと思います(笑)
それでは作業再開。
作業工程
⑧川の色を修正する
前回塗った川の色ですが、全体的に暗い色合いになってしまっていたので手直しを。
新たに明るめに作った色を上塗りしていきます。
明るめに仕上げた結果、周りの風景となじむようになりました。
また、重ね塗りしたからか水の色に立体感が出たような…?
これは怪我の功名ですね。
ひとまずうまく修正できたので一安心。
(※修正後の様子は下のほうにある画像でご確認ください)
⑨緑化キャンペーンその1 パウダーを撒く
それでは地面に草を生やしていきます。
まずは「みどり色の草」を準備。
袋にはけっこうな量が入っていますが、このうち1~2割しか使いませんので、角をちょこっと切って必要な分だけ出すスタイルが良いと思います。
次に接着剤を用意します。
プラコップなどの使い捨て容器を使い、ボンド:水が1:3くらいになるように薄めていきます。
多く使うわけではないので作り過ぎにはご注意を。
用意したプラコップ(前回参照)の1割程度で十分すぎるほどです。
パウダーとボンド液が準備出来たら、緑化開始です。
草を生やしたいところに薄めたボンドを塗り、パウダーを撒くだけです。とても簡単。
撒き終わって数分経ったら、土台ごとさかさまにして余分な粉を落とします。
足りなければ「ボンド塗り→パウダー撒き→さかさまにする」を繰り返します。
地面全てを草で覆ってしまうと景色が単調になるので、ほどほどに。
ここまで来たら改めてジオラマを見てみましょう。
色に変化が出て、一気にジオラマらしくなってきたと思います。
⑩緑化キャンペーンその2 花パウダーを撒く
ある程度草むらができたら、「黄色い花びら」を撒いていきます。
先ほど作った草むらのうち花を植えたい場所に薄めたボンドを上塗りし、黄色パウダーをパラパラ撒きます。
⑪緑化キャンペーンその3 茂みを作る
お次に、少し高さのある植物を植えます。要は茂みです。
「みどり色の細かなスポンジ」の袋を開封。
コチラはある程度の量を出してしまっても大丈夫です。
余った分もあとで袋に戻せますので。
これははスポンジの粒が塊になったようなアイテムです(通称:フォーリッジ)
程よい大きさにちぎり、スピードボンド(ここからは原液)を使って好きな場所に接着します。
ここまで平べったかった景色に立体感が出てきたと思います。
茂み…地味ながら結構重要な存在です。
⑫緑化キャンペーンその4 木を作って植える
緑化作業もいよいよ大詰め。木を生やします。
木の枝パーツが入っていますので、土台部分を切り離してからねじ曲げます。
このねじり方も人によってさまざまなのですが、私はこんなところに注意しています。
・上から見たときに枝ぶりが“円形”に見えるようなイメージで曲げる。
→どの方向から見ても見栄えが良い木になります。
・枝の先っぽ(扇っぽい部分)が地面と水平になるようにする。
→後で葉っぱを付けるときに作業がしやすくなります。
枝が曲げ終わったら、葉っぱを付けます。
まずは枝の先っぽ、扇のような形になっているところにスピードボンドを塗ります。
そうしたら先ほど使ったフォーリッジが再登場。
程よい大きさにちぎったものを枝にくっつけます。
ボンドが乾ききるまではフォーリッジがポロポロ落ちてきたりするので、そういう時は慌てず付け直しましょう。
余裕があれば枝の裏面にもフォーリッジを接着し、枝を挟むようにして隠すとさらにリアルになります。
木が完成したら、あとは植えるだけ。
仮置きしながらどこに植えるか考えます。
「ここだ!」という場所が見つかったら、爪楊枝で小さい穴を開けます。
そうしたら木の根元の突起部分に少量のボンドを付け、穴に差し込めばOKです!
(キットには木の幹が2本分入っていますので、好きな本数植えましょう。「植えない」という選択もアリです)
なかなか大変でしたが、これにて緑化は終了!
ジオラマの完成まであと一歩です!
⑬ストラクチャーを設置する
ついに最後の作業です。
あらかじめ作っておいたストラクチャーを設置していきます。
道を繋ぐように踏切を、川岸に桟橋を…思い思いの場所にボンドで固定していきます。
完成!
「ジオラマくん」キット、これにて完成です!
のどかで明るいローカル線のようなジオラマになりました。
別売りの車両(チビ凸セット いなかの街の貨物列車)を置いて記念撮影。
素敵な作品に仕上がりました!
こちらの作品は、すべて「ジオラマくん」のキットに同梱された材料のみで製作できました。
一つの商品にこれだけの素材が詰まっていますし、100均で売っている工具だけでも製作できます。
ジオラマ作りの最初の一歩にはうってつけですね!
もちろんこれにプラスしてフィギュアを置いたり、違う色の植物を増やすなどすれば、さらに個性豊かな作品になりますよ。
台座を塗りかえたり架線柱に色を付けたり…工夫のしかたは無限大です。
なお、今回作ったミニジオラマを対象としたコンテストが行われます。
2021/6/30が参加申し込みの締め切りですので、興味のある方はお早めに要チェックです!
(作品の提出期限は2021年7月末なので、参加申し込みさえ6月中に済ませれば余裕をもって製作できます)
私も今回作った作品で申し込む予定です。
SNSなどの情報を見る限り、老若男女問わず多くの方が作った作品が寄せられているようで、コンテスト会場では作品同士を連結しての走行展示がされるようです!
この機会にぜひいかがでしょうか?
ジオラマ作りの楽しさに触れられるはずです!
というわけで!
「KATO『ジオラマくん』を作ってみる!(後編)」でした!
最後までお読みいただきありがとうございました!