緑化キャンペーンとオランダドライフラワー ~T-TRAK製作後記2022 その18~

さぁさぁ搬入前の最後の土曜日。緑化を一気に進めていきましょう!

ということでまずは下草撒き。

前作の撒き具合に合わせつつ、モーリンのカントリーグラスやKATOのターフ・パウダーで下草を作ります。

下草を撒き終わったら、毎度おなじみ茂みづくり。

これにはTOMIXのフォーリッジが便利です。

プラカップを使い、マットメディウム水溶液をまとわせます。

そうしたらピンセットで要所要所に置きます。

毎度ながら一気に雰囲気が出て楽しい…!

草むらはアマゾンやらで購入した素材を使用しました。

さて、それでは最後に植樹を…というところなのですが、この切羽詰まったタイミングで新素材の登場です!

それがコチラ、KATO「天然樹木素材(黒染め)」です!

いわゆる“オランダドライフラワー”ですね。

昨今のジオラマ業界では、樹木づくりのスタンダードとなってきている素材です。

去年のT-TRAKコンテストでもオランダドライフラワーを使った樹木を拝見し、次作で使ってみようと思い購入していたのです。

…本当は練習してから使うつもりだったのですが、残念ながらぶっつけ本番に(;´Д`)

ある程度は予習済みなので、上手くいくことを祈って作業開始。

開封すると様々な形状の素材が入っています。

まずは素材同士が絡まっているのをほぐしていきます。

そのまま使えそうなのは5~6本、あとは細かい枝がバラバラと入っていました。

商品名に「黒染め」とあるように、すでに着色済み。時間がないので助かります。

ひとまずバラバラになっている枝から使えそうなものを接ぎ合わせ、樹木の数を増やしました。

なかなか手がかかりますが、最終的にはこれだけの量になりました。

今回のレイアウトにはそこまで樹木をたくさん植えるわけではないので、恐らくこれでも余るでしょう。

本来は枝の曲がりを直して使うのがベストなのですが、時間がないので多少の曲がりは許容します。

とはいえ、さすがに枝ぶりはリアルですねぇ。

去年の作品に使った樹木キットとはエラい違い。モデラー諸氏が愛用するのも納得です。

さて、この枝に葉っぱをつけていくのですが、今回準備したのがコチラ。

  • 3M スプレーのり77
  • ターフ(緑色ブレンド)
  • コースターフ(緑色)
  • カントリーグラス(⑤ミックスグリーン)
  • ケープ(髪を固めるのに使う整髪スプレーです)

葉素材は複数用意したので、どれが使いやすいかもチェックします。

手順は簡単。

枝にスプレーのりを吹いて葉素材をふりかけ、最後にケープで固める感じです。

なかなか楽しい作業!

ドンドコ進めてこんな仕上がりに。いや~凄い!

枝の準備がかなり大変(だいぶ端折ったにもかかわらず)ですが、これだけ実感的な見た目になるなら愛用したくなるというもの。

ちなみに葉素材による違いはこんな感じ。

  • ターフ→ちょっと粒子が細かすぎますかね。モッサリ感が足りません。
  • カントリーグラス→見た目はいいのですが、やはり目が細かめなので、枝の方に密度がないと見栄えが悪そうです。(実感的な見た目にしようとすると、樹木素材を多く消費してしまう)
  • コースターフ→結構良さそうです。少し粒感のある葉素材の方が茂っている感じが出やすいようです。今度はもう一回り粒が大きい素材も試してみましょうか。

できた樹木をあちこちに仮置きし、イイ感じのポジションが見つかったら錐で開けた穴にボンドをつけた状態で差し込みます。

樹木の足元はフォーリッジで隠すと安定感が出る気がします。

樹を生やした風景がコチラ。

神社がいい感じ!!

奥側は地面がないためそこまで重ね置きできませんが、それでも鎮守の森っぽい雰囲気は出ています。

遠目にも良い見栄えのオランダドライフラワーですが、接写した時の雰囲気がまた素晴らしい…!

神社の背面からのアングルも、何とも言えない情感ですね~(*´ω`)

新たに良い素材を開拓でき、良い収穫になりました。…が!もう時間がない!!

この土日は緑化キャンペーンに終始してしまいました。

小物の設置は残り3日(+当日)で何とかします!

ということでまた次回!!

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