キハ110をウェザリング

今回のテーマ

今回は久々の車両工作になります。

以前C11+黒貨車のウェザリングをしましたが、今回はもう少し踏み込んだ加工もしてみたいと思います。

というコトで登場しますのはこちら!

KATOのキハ110です!

100均ケースジオラマの回でもちょこっと登場した車両になります。

1両だけでも十分サマになりますので、小型ジオラマを作る身としては大変世話になる機会が多い車両になります。

今回はこの車両を軽く加工してみたいと思います。

メニューはこんな感じです。

・屋根上クーラー・ベンチレーターの塗り替え、つや消し

・車内部分の塗り替え(座席・床)

・全体のスミ入れ、ウェザリング

ネットに上がっていた実車の写真を眺めていて、気になった部分に手を入れようという魂胆です。

車両工作はまだまだ慣れていないので大変そうですが、より実感的な見た目にできるよう頑張ります!

それでは作業開始。

作業工程

①車両をバラす

まずは車両を分解します。

屋根・車体・床パーツ・台車の4か所にバラけるまで分解しました。

(下の写真を撮った後、床パーツと台車部をばらしました。)

②屋根上クーラー・ベンチレーターの塗り替え

それでは屋根上パーツの塗り替えをやってみます。

今回はエアブラシに活躍してもらいます。

ベンチレーターのパーツを取り外し、クーラー以外の部分をマスキングして準備完了です!

色はMr.カラーの○○をそのまま薄めたものを用意しました。

それでは塗装開始!

塗り終わり。マスキングをはがすとこんな感じに。いい感じでございます。

ベンチレーターは簡単です。

まとめて濃いめのグレーを吹けば完了です。

乾いたら屋根パーツのみ組んでみます。

おー、雰囲気が全然違います。流石に精密度も上がったような。

最後につや消しスプレーを吹いて、屋根パーツの方はいったん完了です。

③車内塗り替えについて検討

続きまして車内の塗装を行います。

こちらのサイトにて車内の様子を見てみたのですが、壁は塗装なしでも問題なさそうな色です。

ということで今回塗り替えるのは床・座席の2箇所に決定。

塗る順番としては、恐らくマスキングがしやすい形状の部分を先に塗ってしまう方が良いのでしょう。多分。

ですので塗る順番は「床→座席」でいきたいと思います。

④車内塗り替え(床)

床を塗る準備として、「壁」部分のみをマスキングします。

座席部分をいちいち養生するのは面倒なので、一旦床と同じ色で塗ってしまいます。

赤・黄色・白の塗料を適宜調色し、座席ごと床を塗ります!

完了です。見事に座席ごと塗れました。

⑤車内塗り替え(座席)

床の塗料が乾きましたので、車内塗装の仕上げです。

今度は床をマスキングします。こうすることで、むき出しになっているのは座席部分のみとなるワケです。

かなりの回数に分けてマスキングテープを貼る必要があるため、かなり時間がかかってしまいましたが、こうなれば後は塗るだけ。

青とガルグレーを程よく混ぜた塗料を用意し、塗ります!

塗料が乾いたらマスキングテープをはがします。

はい、どうでしょう!いい感じだと思います!

ちょっと仮組みしてと…お~、外からでも多少は中の様子がそれっぽく見えるようになりました!

⑥各所のスミ入れ

スプレーを使う作業はすべて終了しましたので、あとは汚し作業をすれば完成です。

まずはスミ入れから。

最初はブラックのスミ入れ塗料を使っていたのですが、色が濃すぎてキツくなってしまったので、ダークブラウンに変更して作業しました。

最後に溶剤つきの綿棒で余分な塗料をぬぐって完了です。

⑦ウェザリング

スミ入れが完了し、いい具合に立体感が出ました。

あとは全体を汚せば終了です。ゴールが見えてきました。

まずは屋根上から。

スミ入れ塗料のダークブラウン:ブラック:溶剤を1:1:4くらいで混ぜたものを細筆で全体に塗っていきます。

乾いたら溶剤つきの綿棒で全体をなで、軽くなじませます。

次は床下機器。

資料写真を見る限り、結構サビ汚れが目立つ車両が多いようです。

というコトでこちらも強めに汚します。

スミ入れ塗料のブラウンを細筆で4回ほど重ね塗りし、ダークブラウンで軽くスミ入れ。

これで結構いい感じに汚れてくれます。

乾いたらウェザリングマスターAを使って、エッジを強調する様に土ぼこりを付けます。

完成!

というコトで完成しました!

いやーかなり大変でしたね。

最低限の部分のみに作業を絞ったつもりでしたが、神経を使う作業が多いので(;^ω^)

しかしまぁ、正直言って素晴らしい出来じゃありませんか!(自画自賛)

もうほんと段違いですよ段違い!

こないだ製作した100均ケースジオラマに置けばこの通り!

レイアウト上でも素晴らしい存在感を醸し出します。

車両工作は精密な作業を求められるので結構疲れますが、苦労に見合った変化が出るのでとても面白いですね。

また気が向いたら車両工作をしていこうと思います。

というワケで「KATO キハ110をウェザリング」でした。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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