KATOの『ジオラマくん』を作ってみる!(前編)
今回のテーマ
“ジオラマやレイアウトを作る” というのはとても楽しい作業です。
依頼製作となると話は別なんでしょうが、個人で作る分にはプランもサイズもすべて自由!
自分の思うままの情景を作り上げ、好きな車両と共に愛でる喜びは他では得られぬモノ。
しかし一方で、初心者にとってはハードルの高い趣味であるのも事実。
分からないなりに先人の技法を拝借して試行錯誤を繰り返すのも醍醐味ではありますが、やはり最初のとっかかりがなかなか…。
そんな初心者の方に向けて、KATOから面白いアイテムが出ています。
それが『ジオラマくん』。
・ジオラマ作りの楽しさを伝える絵本
・ジオラマキット
がセットになった商品です。
「ジオラマづくりの第一歩にオススメ!」ということでKATOから販売されており、このミニジオラマを対象とした新部門が鉄道模型コンテスト2021から新設されます。
作品の応募締め切り(2021/06/30)が迫っている今だからこそ、こちらのアイテムの紹介と実際の製作風景をお届けしていこうと思います。
なお、いつもはそれなりに良い工具を使って作業をしていますが、今回はタイトルにもある通り「100均で手に入る道具」のみで製作しました。
はじめは100均ツールだけでも十分です。
この記事を目にした少しでも多くの方に“ジオラマ作りの最初の一歩”を踏み出して頂ければ嬉しいです!
では能書きもほどほどにして、早速紹介をしていきます。
絵本『ジオラマくん』
ネタバレになるので細かい内容には触れられませんが、
“とある少年ジオラマくんが、ふとしたきっかけで“ジオラマ作り”に取り組むことになり、心に残る旅先の風景を作り出していく――”
といった内容の絵本となっております。
後半は子供向けに記述された「作り方の手引き」のようになっており、ジオラマくんと一緒に製作を進められるような構成になっています。
ジオラマキット ~橋のある風景~
こちらがメインの内容物。
あらかじめ小分けにされた土台や素材が入った、ジオラマ作りのオールインワンセットです。
土台や線路、フォーリッジ類から接着剤に至るまで、必要な材料はすべてそろっています。
ただし基本的な工具は自身で用意する必要があります。
今回私が用意したのは、
絵筆・カッター・プラコップ・つまようじ・金定規(15cmで十分です)・カッターマット。
全て100円ショップのモノです。
最低限これだけの道具があれば製作できます。
ただし、小型ニッパー(プラモ向け)・ピンセット(先が細いもの)もあると、作業がしやすくなります。
一通りの紹介が終わりましたので、さっそく製作に取り組んでいきます。
ジオラマキット製作開始!
①全体のイメージを決める
ジオラマ・レイアウトづくりに欠かせないのが“イメージ”です。
今回はパッケージの写真を参考に作っていくことにします。
②土台を組む
まずは説明書に従って土台を組んでいきます。
各パーツにローマ字が刻まれていますので、間違えないように組み立てていきます。
一度接着剤(同梱のスピードボンド)を使わない状態で仮組み
→問題がなければ接着剤を使ってしっかり接着、という手順が間違いないと思います。
最後まで組み立てるとこのような形になります。
通常のジオラマ製作ではこのように板を何重にも張り合わせたりはしないので、面白いですね。
③ストラクチャーを組み立てる
ジオラマの上に飾るストラクチャー(建物や柵などの「飾り」)は、ペーパーキットとして同梱されています。
パーツを切り出すときは、台紙とつながっている部分をカッターで切断すると千切れたりしません。
細かいパーツを張り合わせたりするので結構大変ですが、丁寧に根気よく組み立てましょう。
続きは後半で!
思いのほか細かいパーツを扱い、かなり集中力を要しました(笑)
「ジオラマくん」キット作り、次は完成まで行きますのでお楽しみに。
ジオラマ作りに興味があるけどなかなか手が出せない…という皆さん。
この記事をお見かけの際には、ぜひ「ジオラマくん」キットをチェックして下さいね!
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!