建物のウェザリング ~T-TRAKジオラマ製作後記 その16~
作業日:2021/7/15~7/17
Mr.ウェザリングカラーを入手
前回までで、やっとこさ建物の組み立てが一段落しました。
お次は組み立てた建物のウェザリングに移りたいと思います。
今回のレイアウト製作に際し、新たなウェザリング用品を購入してみました。
各所で根強い支持を得る「GSIクレオス Mr.ウェザリングカラー」です!
タミヤのスミ入れ塗料と並んで、仕上げの汚しに使われることの多いアイテムです。
色はグランドブラウン・ステインブラウン・サンディウォッシュの3色を入手。
専用のうすめ液も購入しました。
普段使っているタミヤのスミ入れ塗料に比べ、かなり粘度が高いように見えます。
その分汚れが強く載せられるようですが、果たしてどんな感じなのでしょうか。
建物のウェザリングを開始!
というコトで待合室から汚していきます。
薄めたスミ入れ塗料(ダークブラウン)でウォッシングしたのち、スミ入れ塗料(ブラウン)を薄めてモールド部に流しホコリ表現としました。
瓦部分はまだらに重ね塗り、イイ感じになりました。
ここで件のウェザリングカラー登場。
サンディウォッシュを少し薄め、壁板の下部に塗りつけていきます。
塗ったばかりだとかなり色が薄く感じるのですが、乾燥すると結構ハッキリと塗料が載っているのが分かります。
砂埃で汚れた雰囲気が良く出ており、イイ感じです。
スミ入れ塗料と比べると、結構強めに汚れますね。
その分砂汚れや泥汚れの表現はしやすそうなので、慣れればかなり活躍してくれそうです。
そんなこんなで待合室の汚しが完了。
内部に付属のシールを貼ってフィギュアも配置。
これにて待合室の完成です!
かなーりイイ感じに仕上がりました。満足満足。
とまぁ…“待合室”と言いながら作っていたのですが、これはホームには設置しません。
そもそも私が想定している年代(昭和30~40年ごろ?)は、列車ごとに検札が行われていた関係上ホームで列車を待つということはあまりなかったそうです。
有人改札による入鋏が主流だったころは、駅舎内の待合所で列車が来るのを待っていたのですね。
また、駅舎向かいのホームには上屋を設置しますので、さらに待合室の存在意義が…。
ということで、作った待合室はバス停に転換利用することに。
後々バス停看板を作って一緒に置けば、雰囲気抜群のバス停になるでしょう。
我ながらナイスなリカバリー。
続きまして小屋のウェザリング。
コチラは単純な構造なのでラクチン。
待合室と同じように汚し、仕上げにシールを貼れば完成。
シールを張る前と後では、全然雰囲気が違うので面白いですね。
土台部の継ぎ目が目立ちますが、後々地面に埋もれるので無問題です。
その調子で鉄道官舎代わりの詰所、貨物倉庫、荷物上屋に柵まで汚し終えました。
全体的にほどよい汚れに落ち着いたかなと。
ステッカーもスケール感の表現力が抜群で、貼っていて楽しいです。
今回はここまで。
そろそろ駅舎の仕上げに入りたいところですが、先にホームの方をいじるかもしれません。
…というところでまた次回、どうぞお楽しみに。